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学習発表会

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今年も学習発表会の季節になったんだなあと、お知らせを見てました。
行こうかな、どうしようかな、と今年は迷っていました。
なんでかって、学校に行くたびに(有志の親の会議は別ですけど)、
ああ、うちの子、さぼったー、と体育館のパイプ椅子で失望にも似た怒りがこみあげ、
学内展示を見て回れば、ノートが出てない。
まったく、何しに来てるんだー、ともう帰りの車の中は怒り爆発。
帰ってきたら、目に物見せてやるーぐらいの勢い。
子どもを前に、あんたたちは、何しに学校行ってるの!
なんにもしないなら、地元の学校行かせるぞ、なんて、凄い脅し文句吐いちゃって。
後悔先に立たず。ああ、またやっちゃった。
表面だけ見て、怒って、ますます子どものやる気を無くさせて。
それを一年間やってみて、去年は息子が高校に編入して怒る対象が倍になり。

頭のなかではわかっているんですよね。
長い目で見なくちゃ、って。
自分だって、まだ何もこれと言ってまとまった結果なんて出せてないし。
それに人間、まとまった結果出すために生きてるわけじゃないし。
でも、ぜんぶ、頭で考えてることだから、腹が立つんでしょうねえ。
うちの子たちは、なんで、こうなの~。
よそのお子さんは違うのに~。
もう比べるも比べないもない、くっきり比べてる。
スーパーで、パリパリのレタス選ぶみたいに。
こうあって欲しい、ああいう子どもに育てるにはどうしたらいいの?
なんて、子どもにしてみたら、勝手なこと言うなよ、ですよね。
だめだよなあ、とこの一年は反省の一年でした。

上の写真は、この間、フボコンの実行委員会と全校保護者連絡会の会議で
学校に行ったときに、準備が進んでいた、高校の学発(学習発表会)の様子です。
それを見ながら、まだ、(うちの子は、このどれにも関わってないんだろうな)なんて
羨望のまなざしになってたに違いありません。すまぬ、息子よ、すまぬ、娘よ。
やっぱり、行事とかで活躍してたり、弾けてたりするお子さんを見ると、
うちの子も、ああだったらいいのになあと、思ってしまうんですね。
ほんとに未熟者。
なんかの本に書いてありましたっけ。
外に向かう要求度の高い人間は未熟である。
ああ、あたしだあ。
自分に要求しろよ。
子どもに要求したり、期待したり、擬似成功感?なんてことばあるのかなあ、
とにかく、子どもを通して、自分の自己実現する親、わたしだ、それ。って。

それで今年は、学習発表会、行くのやめました。
だって、私はまだ修行が足りないってわかったから。
前に、学校説明会でご一緒した卒業生の保護者の方が話してくださいました。
私たちも、ここに入って親子ともども再生させてもらったんですよ。
お母さんも、うんと自森を楽しんでね。って。
いま、そのときのことば、すごくわかります。
楽しんで、っていうのは、学んでってことだなって。
それも、子どものお尻を追いかけてあーだこーだするんじゃなくて、
自分っていう人間として、自森で楽しんでね、子どもは子どもでいいからって。

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だから、今年は、修行。
子離れして、子どものやることを評価する先生みたいに振舞う癖を治すまで。
学発の連絡が来て、バス便のお知らせとかもらうと、行くのは親の責任じゃない?
なんて、くじけそうになるけど、行ってもきっと子どもの邪魔しちゃうから、我慢。。
今年は我慢してます。うー、つらいよう。行きたいよう。
んでもって、余計な口出ししたいよう。

だめだめだめ。
だいじょうぶ。行かなくても、私があーだこーだ言わなくても、学んでることはあるはず。
そんなんで、高校の学発は我慢しました。明日は中学の娘の学習発表会。
行きたいよう。

そんなこと思いながら、これ書いてます。
はじめての音楽祭で高校生が歌った「さよならcolor」を聴きながら。

あの歌いいね、誰の歌?
あれは、僕らの先輩の歌です。
インディーズ?
メジャーです!(明らかに怒ってた。ごめんなさい)
失礼しました…なんていうひとのなんていう曲か教えてくれますか?
いまは、「ハナレグミ」っていうバンドで演ってる何何さんの『さよならcolor』です!

あのとき、誇らしげに、僕らの先輩の、と言った生徒さんたちの顔思い出しながら、
三分間待つのだぞ。っていうCMあったなあ。古い。
待つってむずかしい。
自分の口にガムテープでも貼ろうかな。
はがれないマスクとか。
貼るマスク、子どもについつまらないお小言を言ってしまう親御さんにお勧め!
今なら、貼るカイロもサービスでついてきます。
売り上げの一部はJiモールを通して学校に寄付します。
はあ。
がんばります。


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コメント 4

にゃんこ

こんばんわ!

以前 2回ほど コメントさせてもらったことがあります。
なんというネームで 書いたか わすれちゃったくらい前です(^^
まぁ そのへんは お許しを・・・。

J3の母です。
こまつぶりさんの日記を いつもいつも拝見していて思うこと。

わぁ~~~ 私とおんなじ!

評価表のことも 学発のことも 娘さんとの会話の内容 ほとんど すべて。

>まだ、(うちの子は、このどれにも関わってないんだろうな)なんて
羨望のまなざしになってたに違いありません。すまぬ、息子よ、すまぬ、娘よ。
やっぱり、行事とかで活躍してたり、弾けてたりするお子さんを見ると、
うちの子も、ああだったらいいのになあと、思ってしまうんですね。
ほんとに未熟者。

(うん そうそう・・・) 

>外に向かう要求度の高い人間は未熟である。
ああ、あたしだあ。
自分に要求しろよ。
子どもに要求したり、期待したり、擬似成功感?なんてことばあるのかなあ、
とにかく、子どもを通して、自分の自己実現する親、わたしだ、それ。って。

(うん その通り・・・)

コレ すべて 私も一緒です。

くぅぅ~~ おんなじだぁ~  と 嬉しくなっちゃうくらい。

しかも 編入したお兄ちゃんの話まで 聞いちゃうと
他の私立中に行ってる ウチの息子の(編入したとしたら)将来まで
見え隠れしちゃってて・・・。

今度 学校で 見かけたら 声をかけるので
是非 お話しましょう(^^)/

by にゃんこ (2010-03-09 21:59) 

komatsuburi

>にゃんこさん

うれしいコメントありがとうございます!!
もうねえ、わたしってだめな母だわあ、って思いながら、
こんな愚痴をここに書いてもなあ、と落ち込みながら、
ほかに書けないしーと(笑)

でも、それに、そうそう!ってうなづいてくださったなんて、
ああ、正直に書いてよかったー。
ほんとうにありがとうございます。

でもにゃんこさんは、私ほどだめ母ではないとおもいますよ!
わたしなんて、もう、息子と娘の育児までさかのぼっちゃって、
もう一回お腹に入れてやりなおした~い、なんて、
食堂でぐったりしてるときもあるんですから~ひー。

いやいや、ここで気付いたんだから、わたしも学ばねば、
と思って気を取り直すけど、家に帰ると、ねえ。
まったく、親をやるのって大変ですねえ。
これからも宜しくお願いします。
自森で見かけたら、声かけてください!
楽しみにしています!

こまつぶり


by komatsuburi (2010-03-10 06:22) 

まり

はじめまして
自森卒業生です。最近いままでの自分の歩んできた道を振り返っています。その中でも自森時代は私にとって貴重な思い出です。自分が在籍していた頃をネットで調べていたらこちらのブログにたどり着きました。そして画像に驚きました!私の作品が写っています(笑)いまは処分してしまい写真も残してなかったので本当に嬉しい4年ぶりの再会です。

学発の様子を"羨望のまなざし"でご覧になったそうですが、私はこの時、新生活への希望とともに大きな不安を持っていました。準備中も憂鬱な気分だったことを覚えています。また別に辛いこともあり毎晩「難破船」を聴いて泣いていました。今では笑い話になりましたが(笑)作っている側はこんな様子だったので驚きました。

ちょうど今から4年前...遠い懐かしいことのようでつい昨日のことのようにも思えます。そして私はあの頃と同じように、いま再び4月からの新生活に不安を持っているのです。

最近のブログの方も少し読ませていただくとお嬢さんは色々と活躍していらっしゃるようですね。若輩者の私には子育ての苦労は分かりませんがきっと4年という時間と自森という場所、そしてお母様のあたたかい見守りによって素敵なお嬢さんになられたのではないかと思います。

思いつきでコメントしてしまいました...今大人になって思うとあの年頃が一番悩みが多かったように思います。そういう年頃だったんですね。
わたしもまた一歩を踏み出したいと思います。


by まり (2014-03-01 20:57) 

やまだみきほ

まりさん

観察日記を読んでくださってありがとうございます。
コメント、それも卒業生の方からコメントをいただけて、とってもうれしいです。

そうでしたか、まりさんの作品の写真がこのブログのなかにありましたか♪勝手に撮ってしまってごめんなさいね。でも喜んでいただけてわたしもとっても嬉しいです。ありがとうございます。

そうなんです、羨望のまなざしでした。その感覚は今でもしっかりおぼえています。でもこうしてまりさんのコメントを読ませてもらって、なるほどなあと気づかされました。わたしが羨望のまなざしで見つめたそれぞれの作品の向こうには当たり前だけれどいろんな葛藤や不安や迷いがあって、それを見つめながら自森の坂を上ったり下りたりしながら生徒さんはひとつずつ前に進んでいる、それが自森の時間なのかもしれませんね。

おかげさまで娘ももうすぐ卒業、わたしも在校生保護者を卒業です。なにをやっても自信がなくて、うつむいてばかりのように見えた娘でしたが、最後の最後に来て「自分がいちばん好きな物」がなんなのかということが見えてきているようにおもえて、すこしほっとしています。いつのときも親はおろおろはらはらドキドキするだけで、なんにも出来ませんが、きっとそれが親の仕事なんでしょう。

まりさんも四月からあたらしい場所に飛び込まれるのですね。自由の森という原点があることに、わたしはちょっとうらやましい気持ちも感じつつ、不安とたたかっているまりさんを心より応援しています。これから飛び込まれる場所に、すてきな出会いがありますように!

by やまだみきほ (2014-03-02 14:25) 

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