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生徒たちによるオペラ『魔笛』

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行ってきました。
生徒たちによるオペラ『魔笛』。
毎年毎年、音楽科の教員のみなさんのご指導で、
選択講座をとっている生徒たちがするオペラの公演です。

うちの娘は、頭のなかには音楽しかないんじゃないかと思うくらい、
小学校からずっと好きで続けているのが音楽で
高校生になったとき一番楽しみにしていたのが
声楽の授業を取ること、オペラに出ることでした。

音楽科のコースがあるわけでもない普通科の高校で、
これだけ層の厚い教員のみなさんに指導してもらえることは
親からみても有り難いなあ、ぜいたくだなあとおもっていたので
二年続けて声楽の授業を取り、今年卒業する三年になって
オペラに出るということは、本人だけでなく親にとっても
ものすごく楽しみなことでした。

高3になったらオペラがあるんだよ〜と
話には聞いていたものの
はじめて観に行った今回。

中学のころから一緒に育ってきた顔見知りの生徒さんが
立派に成長され、舞台を清々しく動き回り歌っている姿、
そのほかの生徒さんたちののびのびとした演技と歌、
娘が尊敬している音楽科の教員のみなさんが、
4台のキーボードを使ってオーケストラ演奏を再現してくださっている様子、
そのなかで好きな歌をうれしそうに歌っている娘の姿、
ほんとうに「ありがたいなあ」という思いでいっぱいでした。

ですが。。。
初日の公演を観に行った昨日、
他の生徒さんはきちんと衣装に合う靴を履いて演じているのに
娘だけがまさかの裸足。

えーー!
なんでーーー!
と心で叫べどもどうすることもできず、
家に帰ってきてそのことを娘に聞いたところ
だってちょうどいい靴がなかったんだもん!と
娘は母の指摘に、お疲れお怒りお腹立ち。

ないならないって相談してくれれば良いのに!
とは言えず、
まだ開いてるお店もあるだろうから見に行こうか?と
親ばかでおせっかいで過保護丸出しのわたしに
「いい」ときっぱり。
「あしたドンキで白いタイツ買っていってそれ履くからいい」とばっさり。

あああ。
今日の公演良かったよ、とそれだけ言えばよかったなあと
後悔しはじめたそのとき
まるでドラマのように電話のベルが鳴りました。

今日娘が素足で演じていたことに気づいた、
同じく出演されている生徒さんの親御さんが
気にして電話をかけてくださったのでした。

わたしにはぶっきらぼうの娘も、
よその親御さんのご好意には
きちんとお礼を言える位には大人になっていたようで
その方から白いヒールのある靴をお借りすることとなったのでした。

二日目は雪のなか、
学校あるのかしらと言いつつ
とにかく行ってみたほうがいいとお弁当を持たせて送り出したものの
雪はどんどん降ってくるし、
天気予報では天候の悪化を言い始めていて
二日目の公演は延期かなあとおもっていたとき
娘からメールが入りました。
「オペラ2時からになったよ!」

これはもう観に来いということね!
と、親ってほんとばかですね。
雪降るなかを出かけていきました。

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おかげさまで靴を履いている娘の歌に、
初日よりゆったりと耳を傾けることができ、
靴を貸してくださった保護者のかたにもお礼が言え、
一緒に舞台にたった他の生徒さんの親御さんともあいさつを交わせて
忘れられない一日になりました。

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オペラを観終えて、外に出るとものすごい雪!
早めの最終バスに、出演した生徒たちも観客も
みんな一緒にわいわいと乗り込んで、
雪の自森坂を後にしました。

お世話になった音楽科の教員のみなさんや
いっしょにオペラの舞台に立ってくださった生徒のみなさん、
照明や舞台の大道具小道具などを担当してくださったみなさん、
そのほかたくさんのみなさんのお陰で
こうして娘は歌うたのしみを感じる場をもらうことができたのだなあと
やっぱりわたしの感想は
「ありがたい、ありがたい」の一言でした。



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