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卒業生保護者 なりたてほやほや

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久しぶりの自由の森。
写真は「あまんゆ」のOさん。
食堂前のテントで珈琲いれてるところ。
撮ってもいいい?
ブログに載せてもいいい?
ということで快く撮らせてくれました。
後ろに見えるのは満開の八重桜。
ほんとうにうららかな一日でした。

今日は授業参観と保護者会で、わたしはJiモールのお手伝いに。
夫は、友人の娘さんでこの春中学に入学したMちゃんの授業参観に。
それぞれの目的で卒業生保護者なりたてほやほやの一日が始まりました。

(ちなみにJiモールとは、自由の森につながりのある人や法人の物品販売を行うことで、売り上げの一部を学園に寄付し、財政的支援をおこなう組織です。)

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こちらは『森の手』。
手作り品を売るお店。

実はわたし、悩んでました。
なにを悩んでいたか。
(卒業したらどうしようかなあ)って悩んでいたんです。
自分が卒業するわけでもないのにおかしいですよねえ。
悩んだ結果、一番身近だった『森の手』に加えてもらうことになりました。
でもほんとうに「自分の進路」について考えてました。

自由の森という学校であり教育運動でもある場に触れさせてもらった6年間。
それをこれからどう生かして続けていこうかなあと。

6年前、このブログをはじめるときサブタイトルに書きました。
「学校は生き物。だって取扱品は生ものですもの」って。
それはこんな意味がありました。
学校はそこにいる子どもたちと教職員によって出来上がってる。
それを支えるのが保護者。
そこには卒業生も卒業生保護者も入っていないとおもっていました。
学校は、今そのときそこにいる人たちによって作られていく。
それでいいし、それが自然のことだと。
そうやって学校は作られていくんだと。
その気持ちは今も変わってません。
主体である子ども。
それを見守る教職員。
それを支える保護者という位置関係性。
卒業生保護者は速やかに場所をあけるのがいいよなあとおもっていました。
でもその反面、卒業生保護者にしかできないことがあるかもしれないということも考え始めていました。

思えば6年前。
娘が中学に入学した春に出会ったのが、当時高3の保護者だったみなさん。
自由の森初心者マークのわたしからはとっても大きく見えました。
どうすればこの学園を守り育てられるかを真剣に考え、独自の学校説明会を企画したり。
子どものこと、教育のこと、学園のこと、それらをていねいに考えながら、それらを形にしようと走り回っている皆さんの存在は、自由の森に子どもを入れたばかりの私にとって新鮮でまぶしいものでした。
そのなかのお一人が、今Jiモールの代表を引き受けて奔走していらっしゃる鈴木さん。
人のつながりって縁ですね。

今日、Jiモールの準備をしていた時のこと。
朝9時前、事務局前、簡単な打ち合わせの後、会議室から椅子やテーブルを運んだり。
テントを張ったり、品物を並べたり。
そのうちに授業参観の時間になり、在校生保護者の方たちが、
「すみません、行ってきまーす」とテントを離れて。
それを「いってらっしゃーい」と卒業生保護者が見送って。

ああ、やれることがあった、なにげないやり取りにひとつの答えが見えた気がしました。
それがなんなのかはまだはっきりと言葉になりませんが、「なりたてほやほや」から「若葉マーク」ぐらいになるころには、また何かわかるかもしれませんね。

そうそう、うれしいこともありました。
去年の夏にお手伝いをさせてもらった「わくわくキャンプ」に参加していた当時小6だった子どもさんのお母さんが、今日保護者会に見えていて、笑顔の再会!
キャンプの後、いろいろ相談を受けたりしていたので、喜びもひとしお。
他の卒業生保護者さんと三人で、合格よかったねえと大盛り上がりでした。
これも縁ですね。

入学したときは果てしなく長く思えた中高6年間。
その我が子も卒業し、自由の森に保護者としての席はなくなってしまいました。
けれど今日Jiモールが会議室からお借りした椅子のように、限られたなかで自由の森の時間に加わることができ、子どもがここにいたときとは違った軽やかさと気安さ、気楽さのなかで楽しみながら、この得難くて不思議な学校を応援していけたらなとおもいます。


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山田未来穂









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