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肥田舜太郎さん講演会動画その1

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9月から準備をして来ました、肥田舜太郎さんの講演会が終わりました。

原発が爆発して、放射能が降ってきて、私たちは被ばくをしました。それは福島に住んでいるひとたちだけではない、日本中の世界中のひとたちが、被ばくをしたわけです。原子爆弾が日本に投下されて後、人類は核実験という本当に愚かな行いを何度も繰り返してきて、その延長線上に原子力発電という平和という冠をかぶせた核のシナリオがありました。

そして3月、日本でそのシナリオはある意味での結末を迎えてしまいました。もちろん、過去にもチェルノブイリ事故という大きな事故がありました。けれど、原爆を二発も落とされて、様々なデータを取られたにも関わらずそれを人間を助けるためには使わず、核兵器の進化のために使った、その被ばく国で、三度目の被ばくをわたしたちこの日本列島に住む人間は経験をしてしまった、そのことはチェルノブイリとはまたちがった意味で大きな結末だったのではないかと思っています。

4月に取るものもとりあえず私がヒロシマに向かったのは、そのあたりのことがあったからでした。そしてそこで肥田舜太郎というヒロシマの被ばく医師であり、徹底して被ばく、それも内部被ばくについて研究し多くのヒバクシャを支えて来た人に出会ったのでした。

自由の森、と言ってもわたしのわからない部分の方が多いので、間違いがあるかとは思いますが、わたしの周辺では、内部被ばくについての目に見える動きはありませんでした。わずかに周囲の友人のなかに、わたしと同じように危機感を持っているひとたちがいて、そのひとたちと繋がったのが4月、放射線量の測定や、食堂の食材への問い合わせなど、動き出したのがきっかけです。

twitterで意見交換をしていた方が、たまたま和光学園の保護者であり、和光で講演をされた肥田さんの連絡先を聞いてくれたことは、本当に幸せな偶然だったと思っています。この場をお借りして、心よりお礼を申しあげます。また、さまざまな形でこの講演会を後押ししてくださった高校校長の鬼沢さんをはじめ教員のみなさま、最初からていねいに関わってくださった保護者有志の皆様にも、心よりお礼を申しあげます。ありがとうございました。

前書きが長くなりました。肥田舜太郎先生の講演の動画をお届けします。ここにアップしているのは、第一部、肥田先生の講演です。第二部の自由の森の生徒や卒業生、大学生と肥田先生との対話形式のお話は、後日アップ予定です。そちらにはとても強いメッセージがあり、ぜひご覧いただきたいと思っています。
















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