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わくわくキャンプ「子どもだったころを思い出せ」

2014わくわくキャンプは8月7日、8日の二日間。
集まった小学生は29人。

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何年も前に保護者の有志のみなさんが立ち上げた小学生キャンプが
学校主催になってから二年目のキャンプに今年も参加してきました。
写真はカブトムシの餌作り、刻んだバナナに焼酎を混ぜているのはひろっちゃんです。
ひろっちゃん=内沼さん=中学校の教頭さん。
ひろっちゃんの笑顔を見ると、なんでも手伝いたくなっちゃうのは私だけ?

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班ごとにえさづくり。
この班は小学生3人、ボランティアのお姉さんお兄さんおじさんおばさん。
よーく発酵するようにまぜてまぜて、みんな真剣です。

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えさづくりの後はテント張り。
おねえさんおにいさんの力を借りて、子どもたちがテントを立てていきます。
長い棒をつなげたり、杭を打ち込んだり。
今夜の寝床を協力しながら自分たちでつくる。
キャンプのだいじな共同作業です。
はじめて会った小学生たちも、そしてボランティアさんたちも
いっしょに何かを作ることで、お互いを知っていく時間。

ふざける子、一所懸命な子。
お互いの様子を見ながら盛り上がったり腹を立てたり。
文句を言いたいのを我慢して、それとなく張り合ってみたり。
何かを作りながら関係を作っていく、
そこにキャンプの意味があるんですね。

制約と規制の多い社会にあって、
自由の森という場所はいろんな物を自由に作れる場所だからこそ
人と人が関係を作っていくための目に見えない条件が揃うのでしょう。
それを生かしきれるかどうかは、関わる大人にかかっているのではないかと、
はじまったばかりのキャンプで考えていました。

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テント張りで汗をかいた後は、みんなで体育館へ。
今年は、ご自身でも子どもたちのキャンプを立ち上げている理科のHさんが参加してくださり
楽しい歌やゲームで、一気にキャンプの空気を爆発させてくれました。
知らない場所へ来て、知らない人たちと会い、何かはじまるのかもわからない。
そんな緊張が続いていた子どもたちからも、大きな声が出てきました。

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ゲームで盛り上がったあとは夕食づくり。
理科室の前の石焼き釜のある庭で、さっそく火起こしです。
火起こしの『師匠』こと卒業生のお兄さんに見てもらいながら、
必死で火を起こしています。

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班ごとに協力して、かまどに石を積んでいるところ。
うまく燃えるようにするにはどんな風に薪を組めばいいか。
あーでもない、こーでもないと真剣な子どもたちを見ているのはとても楽しくて。
時間がかかったり失敗したりすることでたくさん考える子どもたち。
大人のわたしはそんな彼らから「子どもだったころを思い出せよ」と
言われているような気がしました。

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無事に火を起こしてかまどの薪を燃やして、
かかっている鍋に入っているのは豚肉と玉ねぎとシラタキ。
作っているのは豚丼です。

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鍋一杯にできあがった豚丼をかき込んでいるススだらけ汗まみれの子どもたち。
ピースしてるのは卒業生ボランティアのお兄さん。

本当はこのあと色んなことがありました。

虫取り
肝試し
寮のシャワーを借りたお風呂タイム
外遊び
体育館遊び
テントや
体育館で寝て
夜中の虫取り
早朝の虫取り
朝ご飯
水鉄砲つくり
水遊び
流し素麺
スイカ割り

ここには書き尽くせないことがほんとうにたくさんあったのですが
私だけではなく、参加した人たちは今ごろキャンプの色んな場面を思い出して
キャンプで見たことやったころをだれかに伝えたりしながら
あれはどういう意味だったんだろう、とか
あれはそういうことか!
なんて振り返っているんじゃないでしょうか。

小学生が29人集まっただけでなく、
在校生、卒業生、在校生保護者、卒業生保護者、
たくさんのボランティアが自由の森に集まってくるのは
それがなんとなく楽しいだけの準備されたキャンプではなくて
そこに来て人と会い、一緒に何かをすることで、
すこし難しくて楽しい宿題のようなお土産をもらえるからかなとおもいました。

参加した小学生の子どもたちが、
自由の森にこのあとまた来てくれることになっても
もしかしたらもう自由の森に来ることはなくても
夏の二日間、普段得られないものを体のどこかにしっかり刻んでくれてるといいなと
いっしょに過ごした子どもたちの顔を思い出しています。



保護者はつづくよどこまでも

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つづいております、保護者。
卒業して半年、同じクラスにスリランカ出身のお母さんがいて
そのかたにスリランカカレーを習おうと卒業式の日に話がきまって
つくってきました、スリランカカレー。

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子どもたちは自由の森を卒業しても、
保護者のつながりはつづいています。
今回はクラスだったけれど、多種多彩な自由の森の保護者。
いつも知らない世界に触れさせてもらっています。

卒業したのにいつまでもしがみついてちゃだめかなあと言ったら
自由の森の保護者ではない友人がこう言ってくれました。

学校っていう場所をきっかけにして
いろんな人が出会ったりつながったりしていく、すてきじゃない!

子どもを持ったことで開いた窓がたくさんあって
自由の森との出会いもそのひとつ。
だいじにしたいとおもいます。




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