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体育祭2010!

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晴れました、晴れました!
やっと出来ました、体育祭!

毎年毎年雨が降るのは、うちの娘が原因??
雨女だからなあ、と思ってつぶやいたら、
うちもうちも!ってみんな^_^;
うちの子が天気を変えたのよ~って雨の原因奪い合いになってるし(笑)
で、遠くから来た保護者のみなさんを振り回し、泣く泣く帰った方、二度来た方!
平日になったから来られた、という方、ほんとうにお疲れ様でした。

上の写真は、わたしのお気に入り「非情なまでの公平感」を見せてくれる審判部です♪
普通なら、先生たちと来賓で一杯のテント(自森は生徒でいっぱい!)のそばで、
すみません写真撮らせてください、と声をかけたら、どうぞどうぞ~♪って。

自森の生徒さんは、ぎこちない敬語でもみんな、伝えるときには慎重でていねだなあ。
はっちゃけた格好してても、話しかけるとすごく丁寧。
人間、見た目で判断できないぞ、といつも教えられるなあ。
忙しいなか、写真撮らせて下さった高校生の生徒さん、ありがとう。

他にもたくさん、面白いTシャツがありました。
今年は青と緑が地球組、黄色と黒が月組という素敵な発想で競い合いました。
実行委員会の生徒さん、係に立候補した生徒さん達の責任感とパワーはすごい。
縦割りなので、12歳から18歳、19歳…までの生徒たちが同じ色で団結する姿は
とってもさわやかで楽しそうで、こんな風に集団を作れるって素敵だなあと思います。

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観客席には、クラスで集まって観戦するための目印がちらほら☆
すてきな手書きのカンバンが多かったなあ。
上の写真は、この日記を読んでくださってる方のクラス。
グランドを歩いていて声をかけていただき、
見せてもらってカシャッ!
平日になってしまったけれど、みなさん楽しむぞう~という意気込みがびびっと来ました。

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それにしても自由の森は、ほんとに遠くから全国から子どもさんが来てるんですね。
うちのクラスには、今年、鹿児島から編入されたお子さんが。
お母さんは「遠くてなんにもお手伝いできないので」と
こんな美味しいお土産をかばんに詰めて来てくれましたー。
みんなでなんとなく近くに居て、みんなでなんとなく話をして。
なんとなくなんとなく競技が遅れていって((笑))
はじめての人が、二時間も押してるーって叫んでて。
それを聴いてる私の時計は、すでに自森時間になってることに気づいたり。

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同じく鹿児島の方からすすめてもらった日向夏。
おいしい。
もぐもぐ。
いかがですか~あら、すいません。
そんなところから会話が始まって、ここへ来るまでの道筋になって、
うんうん、わかるわかる、そうだよね、でもだいじょうぶー
と、迎え入れた保護者の方が、新しく入られた方の話を聴いたりしてる。
こういう光景がすてきだなあ。

自森に来るまで、なんとなく同級生の保護者同士って、
相手の考え方とか、キャラクターとか、どこか探りながらの付き合いで。
どこまでの付き合いをしていいのか、戸惑いながらの会話だったけど、
自森に来ると、「ここを選んで来た!」という一致点がとても大きく、
その一致点から始まる会話は、些細な違いを飲み込んでくれている気がします。

今回も私は、息子のこと、娘のこと、いろいろ聞いてもらって。
子どもの様子を観ることのほかに、子育てで悩んだり迷ったりしてる自分が
元気になりたいから行って来よう!
と、その気持ちを充分に満たしてくれました。

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これは一目瞭然、恒例の綱引き!
もうすごい迫力、人数数えることもなく、生徒も教師も入り乱れて、
誰が誰やらわからない(笑)
とにかく色別対抗で勝負をつける、力の出し惜しみ無し!
みんな履いていた靴を脱いで、グランドのはじからはじまで綱が張られてゆっさゆっさ。
楽しむことに徹した体育祭、いいなあ。

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これは応援合戦のバイきんまん?
透明傘やらビニール袋やら、限られた予算のなかでどう遊び楽しみながら作るか!
自森の生徒さんたちは、そういうことに対しても工夫とアイデアが半端じゃないです。
そのすべてがリハーサルどうりには行かなくて、出る前に壊れたりもするけれど、
よく考えたなあと感心することしきりです。
なんでも形だけ揃えればイイ。というような発想はここにはないんだなあ。
予算の範囲で楽しむということが、お金をかけるだけのツマラナサを教えてくれます。

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そうそう、順番が違っちゃったけど…今年も数学科で中学校長のな○のさんのピアノでラジオ体操!
な○のさんのピース!は、ピアノはばっちりさ~かな?
マイクから聞こえてきた、な○のさんの紹介は、「音楽科のな○のさんです」!
え゛・・・音楽科じゃなくて、数学科じゃないの???
みんな笑ってなにも突っ込まない(笑)
将来を決める時に、数学と音楽どっちにするか悩んだ(!)という、凄いな○のさんはピアノが大好きです^^
ちなみに生声ラジオ体操、今年は正真正銘の音楽科、お○ばちゃんです^^



きのうは体育祭にはちょうどいい気温とお天気でした。
涼しい高原の風?が吹いたり、雲が出て少ししのいだり、かと思えばかんかん照り。
空は自然そのものだなあ。
人間の思うようにならないから、人間は憧れるのかもね。
なんて、ちょっと物思いにふけっていたら、
早くも午後のクラス競技の練習をしているクラスが!
よく見ると、息子のクラスじゃないか!

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ん?
息子がいない。
なんで。
息子よ、何をしてるのだ。
どこにいるんだ。
クラスの仲間がこんなに必死に練習しているのに。
食堂でがつがつ食ってる息子の顔が目に浮かぶ…
ああ、クラスの生徒さん、すみません。
代わりにわたしが入ります(ってそれは邪魔なのでやめますが^_^;)
まったくもう!

と言いながら、娘のクラスのシートに戻ると、
まあまあ、いいじゃないの。
本番には出てくるよ、と同じく息子のいるお母さんが慰めてくれました。
途中から別世界の学校に来て、慣れるだけでも大変だよ。
偏差値を競う学校から、生き方は自分で考えろと真剣に迫ってくる学校へ。

そうだよね。
わたしにそういうゆとりが無いんだなあ。
息子よ、本番にはきちんと出ろよ。
じゃないと卒業式には泣けないよ。
なんて・・・どこまでも子離れできない自分を自覚。
泣けようが泣けまいが、それは息子の人生だ!
見ない見ない、息子は見ない!

でもねえ。。
行事のあとは、必ずバトルになる我が家。
どこに行ってたの!
居なかったでしょ!
もうそろそろ、そこから卒業したいよう。
息子も娘も、自分の人生。
いつまでもわたしがつきまとってちゃあねえ。。
この辺が、長年しみついた私の垢だ。

集団の中に居ないと不安。
決まりを守っていないと不安。
まじめにやってないと不安。
上手にやっていないと不安。
不安はどんどんエスカレートしていくんですよね。
生きているだけで、いいんだよ、ってゆるりと言えたらどんなにいいか。

でもここのところ、少し変わってきましたよ。わたしも。
だってこのあいだ、息子にこう言ってるわたしがいて。

「何してもいいから、ご飯はちゃんと食べなさい。」
「何してもいいから、部屋の掃除は自分でしなさい。」

まあ、これはある種の矛盾ですが(笑)
ことばを発することで、自分にも言い聞かせています。
息子に期待することで、自己実現するのはやめようと。
息子が心身ともに健やかに暮らせること。
それだけが大事だったはずじゃあないかと。
だから何をやってもいいけど、健やかに暮らすという基本だけは伝える。
ちょっとずつですが、練習中。

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そんなこんなを、いろんな方と話しているうちに、そろそろ体育祭も佳境。
気がつけば、さっきまで開いていた得点表に、大きな布がかえけられてました。
うまいなあ。盛り上げるための工夫。年上の生徒たちから引き継いでバージョンアップして。
去年の実行委員会に負けないくらいのものを作るぞ、って勢いは毎年すごいです。

ところが・・・・
それを見たクラスのお母さん、「あら、洗濯もの干してるのかしら」
爆笑!
もう中学も3年目なのに…と編入してきたばかりのお母さんと大笑い!
そういう”編入お母さん”も、すみません、ジャージとか持って行くんでしょうか?って
電話で聞いてきたんだよーってバラしたら、またまたみんなで大笑い。
来年はジャージで集合するぅ??ってすっかり打ち解けてしまいました。

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そしてフィナーレ。
この時点で2時間押し。
もうすっかり当たり前になってしまってる自分が怖いけど、
あくせくしてる普段の生活からここへ来ると、
子どもたちが、いかに自由の森でゆったりとした時間を持っているのかがわかります。

さまざまな競技の優勝チームに勝利の記念品の目録が渡されます。
今年は「スイカ割りセット」っていのがありました^^;
スイカも入ってるのかなあ。
スイカ割る棒とお皿と種を入れるビニール袋じゃない?
親たちはそんな会話をしてました。
これも実行委員会の生徒さんたちが、知恵をしぼって予算とにらめっこしたんでしょうね。
優勝したチームが舞台にあがり、団長の挨拶、記念撮影!
どこが勝っても良かった、よかった。



自由の森学園。
体育祭。

編入で入ったばかりのお母さんが、
「先生がたはどこにいるんですか?」って言いました。
「教員はそこいらへんにいるよー」とみんな。
その会話を聴いていて、そうだよなって思いました。

生徒たちを仕切るわけでもなく、命令することなんて絶対無く。
挨拶も無く、注意も無く。
ただひたすら、生徒たちのなかに溶け込んでいる教員のみなさん。
「なんにもしない」ということは、「すべてやる」ということで。
手を出さないということは、すべてに目を配るということで。
この精神力と許容量たるや、ほんとうに自由の森を支えているのは教員の皆さんだと
決して威張らない教員の方の存在が、どどんと伝わってくるのが不思議です。

最後は予定になかった合唱「ケサラ」を歌うことになり、
な○のさん、音響さん、お願いします!のひとことで、ささっと準備してくれる教員のみなさん。
けが人の対応に大忙しの保健室の西○さん。
綱引きも、応援も、リレーも、ぜんぶ生徒と隔たりなくやっているたくさんの教員のみなさん。
本当に感謝しています。

娘中3、息子高3。
自由の森学園で、出逢えたたくさんの人たちと、出逢えた空気と時間。
ここに来てなかったら人生どうなっていたのかな?なんて、大げさかもしれないけれど、
ものの観方を大きく育ててくれる自由の森に感謝です。


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コメント 2

しょ

高3のものです。

実行委員会も係も一クラス何人とかではなくやりたいひとが入ってるんですよo(^-^)o

学年種目の賞品は学年で決めてますo(^-^)o

音響は1から10まですべて生徒がやっていて教員はほとんど関わってないです。

by しょ (2010-06-02 21:31) 

komatsuburi

しょさん


こめんとありがとうです(^o^)丿

そうですよね。

生徒さんがやってるんですよね。

音響、そうでした。

音響さんも学園祭とかの照明さんもプロだとおもっていつも感動してます(^^ゞ

今回も見せてもらって、楽しい時間をもらいました!

生徒さんたちのおかげです(^O^)/

ありがとう!

また色々教えてください!



こまつぶり


by komatsuburi (2010-06-03 07:06) 

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