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肥田舜太郎さん講演会動画その2

肥田舜太郎さんの講演会 第二部
肥田先生と自由の森の生徒たちのクロストークの映像をお届けします。

またしてもこまぎれですが、まっすぐな質問に肥田先生がまっすぐに答えている様子は、
これからわたしたちが生きていくことの困難さと、
そこから逃げるわけにはいかないという覚悟のような、
清々しく厳しく強く明るい灯りのような
ひとつの答を明らかにしているように思えてなりません。
ぜひ、最後までご覧いただけたらと思います。


















もうすぐ入学式ですね

自由の森学園に入学しました!

自由の森を卒業した息子。
この春から某大学2年生。

自由の森を謳歌している娘。
もうすぐ自由の森学園高校2年生。

時間というのは、ローラースケートでも履いてるのか
ほんとにがーがーがーーーっと走り抜けていきますね。

公立中学で反抗しまくってた息子も
公立小学校でふさぎこんでた娘も
大きくなってしまえば、もう元には戻らないのです。
ああ、あのころは可愛いかったと、親はいつでも気付くのが遅い。
ああ。

自由の森で、もうすぐその時間を始めるみなさんがいるんですね。
どうかその時間が、深くて豊かな時間になりますように。
わたしを含めた大人が、全力でその時間を支えることができますように。

ご入学をお待ちしています。
って、なんか職員みたいなコメントになっちゃったな(笑)


山田未来穂

もうすぐ入学式


もうすぐ自由の森学園の入学式です

中学校に入る子どもたちは

まだまだ小学校のランドセルが似合いそうな

でも、そのまなざしだけは、すっくと未来を向いているような

そんな子どもたちが自森坂を登って来る風景は

見慣れたものだけれど同じ子はひとりとしていない

みんなこの世界でひとりっきりの

だいじな命です

高校に入ってくる子どもたちは

目のまえにひろがった未来に

いろいろな道があったうちの一本の道を選んで

この自由の森学園に進んで来る子どもたち

ここまで来た道のりも

過ごして来た時間も

見つめて来た風景も

どれひとつとして同じものはない

だいじなだいじな命です

少しだけ先にこの学校に入った子どもの親のわたしが

そんな子どもたちにしてあげられることが

あるのかないのか

あるならそれを

精一杯したいとおもっています

子どもたち

今ごろどうしているでしょうか

入学式に着ていく服を

履いていく靴を

持っていく思いを

ひとつひとつたしかめているでしょうか

ひとり残らずだいじにできる

人間と人間が

知り合い伝え合い学び合い

人間とはいいものだなあとおもう

命とはすばらしいものだなあとおもう

自分という人間をこころから愛せるような

自分をしっかりと根付かせることの出来るような

自由の森であってほしいと願っています






自由の森との出会い

自森に初めて行ったのは、6年前。
息子が中学3年の時でした。

理屈の通らないことにはためらいもなくぶつかっていく息子に
こんな学校もあるよ、と紹介したのが東野高校と自由の森学園でした。

わたしの知り合いが東野高校に通っていたので、
東野高校はとてもなじみのある学校でした。
そしてその知り合いが、「行きたくても行けなかった」のが自由の森学園。

そんなに行きたかったの?と聞くと
それはもう行きたかったと。
だけど行かれなかったと。
どちらも埼玉の私立のなかでは、自由な校風を守っている学校でした。

広大な敷地のなかに里山があるような東野高校と、
里山を越え川越えて、山の上に立つ自由の森学園。
親のわたしに出来ることは、息子にそんな選択肢を紹介することで
決めるのは息子、と思っていましたから、結論は尊重しました。

息子が選んだのは、東野高校でも自由の森でもない、
家から電車で30分の、特進クラスもある私立高校でした。
そしてそこで2年間を過ごした息子がぼろぼろになりながら、
高校2年で編入試験を受けたのが自由の森でした。

学校説明会で、高校校長の鬼沢さんと出会いました。
鬼沢さんは入学前にも関わらず、何度も個人面談をして下さいました。
そのなかで息子は、編入の決意を固めていったように思います。

本当にあのとき自由の森に受け止めてもらっていなければ、
鬼沢さんに出会っていなければ、そう思うと怖いです。
でも出会えたから。
出会いは探すものだと、あのとき本当に思いました。

最初に行っていた高校は、ホテルと見紛う程の立派なエントランス、
きれいなトイレ、更衣室、ロッカー、最新式の設備を整えた体育館、
お揃いの上履きに、制服に、何から何までぴかぴかでした。

そしてそのどれもが無かった自由の森という学校で、
確かな志を静かに守りながら生徒たちと共にいてくれる教員の皆さんに出会えたことが、
自由の森との出会いのすべてです。

今息子は20歳。
自由の森で出会った人たちと今も繋がりながら、
料理の好きな大学生になりました。

そして高2の娘が卒業するまであと2年。
自由の森を守っていくために、私に出来ることは何かと考えています。



「自由の森学園」という教育運動

最新号のVoiceに高校校長鬼沢さんの入学式のことばが載っていた。
そこには日本の教育の大きな流れとそのなかに生まれた新しい流れ、
更にそのなかで生まれた「自由の森学園」の理念について、自由について書かれていた。
このようなことばで迎えられる子どもたちは幸福だと思う。

娘がこの学園に入れていただいてから、5年目の春を迎えた。
小学校を出たばかりだった娘は、将来に夢を描く高校2年生になった。
母さん、あたし生きてる価値がないから死にたいと言ったときの影はない。
娘は自由の森学園で「再生」したのだとつくづく思う。
関わってくださった教員のみなさんには感謝のことばもない。

自由の森は不思議なところだと思う。
多くの親が、我が子を自由の森に通わせている保護者であるというだけでなく、
「自由の森学園」という教育運動を支える一市民でありたいと願う、
どうしたら学園をもり立てて行かれるか、社会に広く知ってもらえるか、
誰に強制されるでもなく考え続け行動を起こしている、
そんな学園があるだろうか。

鬼沢さんがあいさつのなかで述べられている「消極自由」と「積極自由」。
これは親であり一市民である私にもまっすぐに届いてくる言葉だ。
公教育で苦しみぬいた先に見つけた出口としての自由の森学園を、
我が子の「再生」のみならず、「教育の再生」として守っていくことができるのか、
そのあたりをしっかりと考えるときではないかと思う。



やっと終わってやっと始まった

IMG_3980.JPG
きれいでしょう!
校庭には八重桜が満開
その下で体育の槍投げの授業をやっているむすめのクラス
担当教員のMさんは、「参観は許さない、参加は許す!」なんて
たのしいこと言ってくれて、
おかあさんたちも女子高生に戻って参加してましたー

IMG_3983.jpg
これは反対がわの八重桜の並木です。
子どもたちが自分の荷物をネットのところに置いてあるがわかるかなぁ。


それにしても!
授業参観、全校保護者会、クラス昼食会にクラス懇談会、
学年保護者会にクラス懇親会
ほんっとに忙しかった〜
へろへろです

中学三年間は他の世話人さんの後をくっついてるだけで何にもしなかったので
高校になったらその分少しでもがんばらんばと
いろいろやってみたらほんと大変で(泣)
なにが大変かと言うとわたしのあたまが大変なのです
あれもこれもいっぺんに考えてぼろぼろ落ちるし

高校でおつきあい下さってるみなさんにありがとうだし
中学でお世話になった世話人のみなさんに、今更ながら感謝です

鬼沢さんが全校保護者会で体育祭の話をしてて
一年で一日だけ勝ち負けのある日、って言ってたけど
きのうは自由の森の一年で一番長い日、かなあ。
いつもはゆったりと流れる自森時間も、
きのうばかりはフル操業。
おかあさんもお父さんも、教員の皆さんもお疲れさまでした。

これからのこと、心配なこともたくさんあるけど、
大変な日がやっと終わって、
やっと新学期が始まりました。


やまだみきほ


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